静岡県浜松市の一級建築士事務所。公共施設･オフィス･病院･商業施設等、様々な建築･設計に対応します。

こんにちは。設計スタッフの浅井です。

今年の3月末に、担当させていただいた磐田市の幼保連携型認定こども園の竣工式典が行われました。弊社のブログを見返すと、ちょうど1年前に認定こども園の現場着工の内容を掲載しており、今回無事開園を迎えることができとても嬉しく思います。

工事としては、既存園舎の解体を行った後に駐車場・園庭を整備する２期工事が続いて参りますので、引き続き気を引き締めて監理を行なっていきたいと思います。

今回のこども園は約8000㎡という広大な敷地の中に計画するということで、この広大な敷地を活かした場がつくれるよう園長先生と話し合いを進めさせてもらいました。園舎と園庭をどのように配置するのが良いか、園の運営方針や敷地の特性を探りながら議論を進めていき、最終案として4つの分棟による建物構成、4つの棟に囲まれた中庭、4つの棟の外側に位置する各歳児ごとの園庭という計画に辿り着きました。

認定こども園ハローうさぎ山は、こども園としての機能と隣接する磐田市立東部小学校の生徒が通う放課後児童クラブとしての機能が同一敷地内に計画されるため、0〜5歳児に加え、小学生も同じ敷地内に共存することになります。大きなひとつの園庭をつくることも考えられましたが、多様な年齢のこどもを受け入れるということで、みんなが集える中庭と、年齢による体格差のあるこどもたちが近い歳児のみで集える園庭(0〜2歳児園庭、3〜5歳児園庭、放課後児童クラブ用園庭の3種類)を計画させてもらいました。　



↑3～5歳児が利用する園庭


↑園に通うすべてのこどもたちが利用できる中庭

4月に開園を迎えたばかりですが、これからたくさんのこどもたちがこの園で成長していく姿を想像するととても楽しみです。　敷地全体の完成に向けて、これから始まる2期工事も気を引き締めて取り組んで参ります。

掲載写真は、伊藤まどかさんに撮影いただきました。

浅井