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自己紹介

2019.06.24NEW

4月に入社した設計スタッフの雨宮と申します。不束者で至らないところもあると思いますが何卒よろしくお願いします。
ここ、竹下一級建築士事務所で建築を通して浜松ひいては地方地域を少しでもよりよくしていく仕事に携わっていけるように邁進していきたいと思っています。
 私自身は1995年生まれの浜松市天竜区に育ちで、大学時代は東京にある日本大学理工学部で建築を学び、卒業研究では建築史を研究していました。建築史は建築を学問的に計画・意匠/構造/設備/施工の4つに分けたうちの計画・意匠に属する分野であるわけですが、実際に設計するうえでは表にでてこない分野であるのも事実で計画や意匠に関わる人でも建築史に精通している人はなかなかいないと思います。私も建築設計をやりたくて建築学科に入学していったわけで、高校時代などはむしろ歴史科目は嫌いな方でした。しかし、大学で建築を学ぶにつれ、おのずと興味が建築史に向くようになっていきました。それはおそらく建築家がそれぞれ哲学や思想をもって設計を行っていると感じたからだと思います。建築を設計するには哲学や思想を持っていないといけないと思い、哲学や思想は時代の流れ汲んでいますから建築史を研究することに決めたのです。
 私の卒業研究ではポストモダニズムに関わるヴァナキュラーという概念を扱ったわけですが、まず私たちは時代区分的にどういう時代を生きていると思いますか?私は私たちはまだ近代に生きているのだと思います。何が言いたいかというと、近代のはじまりは定かではありませんが今の政治や経済、教育そして建築を見る限り私たちはまだ近代初期に築かれたシステムの上で生きていることは明らかです。しかし、こうした近代的なシステムのほころびが近年顕著に現れてきていることは皆さんも感じていることだと思います。実はこうした近代のシステムの限界が顕著になったように近代の思想が限界にきた時期が1970年代ごろありました。それ以降の時代は建築史や哲学ではポストモダンと位置付けられています。ポストモダンという時代の転回は当時の建築や美術に大きな影響を与えました。国際的な広がりを見せていた画一的な近代建築に対して反発するポストモダニズム的思想を持った建築家が現れ、そうした中でヴァナキュラーという概念にも注目が集まっていったのです。ヴァナキュラーについてはまたの機会に紹介できたらと思います。
 さいごに、建築史といっても古代から現代まで、世界各地を対象として様々な研究がなされているなかで私がポストモダンに関する研究を行ったのは偶然ではなく今の社会情勢を鑑みれば必然だったのかなと思います。日本だけでなく世界的にみても先行きが見通せない時代だからこそ歴史を振り返ってみることは俯瞰的に自分たちが生きる時代をとらえることができるので大切だと感じます。そうした時代のうねりを乗り越えてきた歴史あるこの設計事務所で次の時代を見据えた仕事ができるように励んでいきたいと思います。

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