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最低限の基準

2018.10.22NEW

 設計スタッフの竹内です。

  猛暑も消え去り秋の気配が濃くなったきました。

 地震の多発、強い台風に人は無力だということを痛感させられることが多くなりました。

 

【この法律は、建築物の敷地、構造、設備及び用途に関する最低限の基準を定めて、国民の生命、健康

 及び財産の保護を図り、もつて公共の増進に資することを目的とする。】

 

  これは建築基準法第1条の条文です。

  私たち設計者はこの分厚い法令集を遵守して建物の設計を行っています。

 クライアントと打ち合わせをしているとよく言われることがあります。

 「建築基準法を守っていれば壊れない安全な建物になるんでしょ!」

 地震の時、壊れるのは古い建物で最新の建物は壊れず直ぐに普通の生活に戻れると信じている方もおられます。

 建築基準法の基準を守れば壊れない建物になると思われている方が多いと感じます。

 ここで重要なのはタイトルにした【最低限の基準】という文言です。

 例えば建物の構造を例にとると

 大きな地震が起きるたびに耐震基準は厳しくなっています。

 ここで最低の基準とは簡単に言うと、建物は倒壊せずに人命を守るということになります。

 したがって地震に襲われれば、ひびが入ったり、建物がゆがんだりする可能性はあるのです。

 設定された基準は建物は再び使えないような壊れ方をするけど倒壊せず人命を守るということを

 目的にしていることになります。

 建築基準法を守れば壊れない建物になるわけではないのです。

 想定外を無くすためにはコストがとても掛かります。

 規模や用途によっては、壊れない建物を目指すより、壊れたら建て直す方がロ-コストな場合も

 考えられることになるのです。

  

 

 

 

 

 

 

 

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